マニフェストが打ち切りにならなくて本当に良かったという話

マニフェスト、シーズン３までやっと見終わった。

このシリーズ、NBCで放送されてたものの、シーズン３視聴率低迷のため打ち切りが決定してしまっていた。

その後ネットフリックスで配信が始まったところ視聴率ランキング１位になり、最近になって一転シーズン４とシーズンファイナルの制作が決定したという。

シーズン３を見終わる前にこのニュースを見て、「へー、良かったね」なんてぼんやり思っていたんだけど、シーズン３最後まで見た感想としては、「まじ？これの続き作らないで終わらせようとしてたの？」とびっくりする位クリフハンガーな感じで終わった。

正直シーズン３は１、２に比べて展開が読みやすかったり、コーリングの繰り返しにマンネリ感があって視聴率下がったのも分かる気がする。

とは言っても、マニフェスト、全体的にはぐいぐいと引っ張る展開で楽しめた。シーズン４も楽しみ。

ストーリーを大雑把に説明すると、ジャマイカ発NY行きのモンテゴ航空フライト828が航行中突然の乱気流に巻き込まれながらも無事に着陸したところ、警察やら救急車やらが集まっていて空港が大騒ぎに。そして乗客は離陸した日から５年の歳月が経っていた事を知らされる…という序盤からいきなり引き込まれる展開。

で、その後生還した乗客は次々と謎のお告げの様な声を聞くようになり、その声（コーリング）の謎を探っていくというお話。

マニフェストの面白いところはとにかくメインキャラクターの面々が行動力あり過ぎるために物語がどんどん展開していくところ。自分だったら絶対やらないな、絶対そこ行かないな、って場面でもどんどんとリスクを取っていく。さすがコーリングに選ばれし民、って感じ。

あと上陸してから着陸するまでに5年経ってる訳で、人間関係のドラマ要素も一味違って新鮮。

なんせ戻ってみると周りの人達は自分がいない事を既に受け入れて新しい生活を始めてしまっていて。そりゃ５年も経っていれば新しいパートナーを見つけていても全くおかしくない訳で。でも生還した本人にしてみればその５年はフライト中たったの数時間。なかなか受け入れ難い現実を登場人物が葛藤しつつ受け入れていく様子がシーズン全体を通して描かれている。

とにかく色々なエンタメ要素満載で、所々ツッコミどころもあるけれど、それも含めて楽しめた。おすすめです。